2015/07/14
<合格祈願のおでかけスポット>
東京都千代田区
神田明神
江戸の総鎮守として栄えた
都心のパワースポット
神田明神の名で親しまれていますが、正式名称は神田神社。1300年近くの歴史をもち、江戸・東京の町を守ってきました。社伝の周囲に小さな神社が建ち並び、マイナスイオンたっぷりの屋上庭園も広がるパワースポットです。
国の文化財に登録されている社殿は、昭和9年に建てられた鉄骨鉄筋コンクリート製。第二次世界大戦の大空襲でも失われることはありませんでした。
拝殿の手前が土間になっているのは、靴をはいたまま立って拝礼できるようにという配慮からだそうです。
一年おきに開催される「神田祭」は、江戸三大祭りの一つ。江戸幕府の庇護を受け江戸城内に祭礼行列が練り込んだことから「天下祭」とも呼ばれます。
縁結びや商売繁盛のご利益を求めて訪れる人が多い神田明神ですが、これは「だいこく様」や「えびす様」をお祀りしているから。このほか、「まさかど様」(平将門命※たいらのまさかどのみこと)も祀られています。
さて、この神田明神をなぜ合格祈願の神社としてご紹介するのかというと、徳川家康が将門の勝ちへの執念にあやかろうと、関ヶ原の戦いの前に祈願をしたとされているからです。受験合格、スポーツ試合勝利などの「勝利」のご利益を求めて多くの人が訪れ、「勝守(かちまもり)」というお札も人気です。
神殿を囲むように並ぶ小さな神社は、まるで結界を作っているかのようです。
近年造られた屋上庭園には花や木が植えられた緑地が広がり、遊歩道も設けられています。「銭形平次の碑」や、隣接する「神田の家」(千代田区の文化財)など見どころは豊富。最寄りの御茶ノ水駅のそばには神聖な雰囲気の湯島聖堂もあるので、あわせてめぐってみるものおすすめです。
ところで、こちらの社殿の前に鎮座する狛犬は、正面を向いています。向かい合わせに置かれていない狛犬は、結構珍しいものとのこと。ぜひチェックしてみてください。
神田明神
東京都千代田区外神田2-16-2
境内自由
●JR中央線御茶ノ水駅から徒歩5分
●首都高速都心環状線神田橋出口から約2km
http://www.kandamyoujin.or.jp/